まず結果から。精子は見つかりませんでした。
昨日、検査の結果を聞きに、妻と五反田の病院に伺いました。
私自身も大きな不安を抱えていましたが、妻は結果を聞く前から泣いていました。本当に怖かったんだと思います。私はかける言葉が見つからず、ただ寄り添うことしかできませんでした。
待合室で妻の手を握りながら待つこと30分。ついに診察室に呼ばれました。
扉を開け、医師の前に座ります。
目の前に机には、検査結果を記した一枚の紙。並ぶ「精子なし(-)」の文字。
予想はしていました。覚悟もできていたつもりです。それでも涙をこらえるのに必死で、隣で泣いている妻の手を握りしめるのがやっとでした。
その後の医師の説明では、子供を授かる手段として、以下の2つの選択肢があることについて説明を受けました。
①精子提供(AID)
②里親制度
もし精子提供を希望するのであれば、必要書類を用意してくれるとのことでした。
最後に術後の合併症などがないか簡単な検査をして診察は終了となりました。
会計を済ませ病院を出る際に、看護師の方が妻にポケットティッシュを手渡してくれました。医師も看護師も、無理な慰めや励ましの言葉を一つも口にしなかったことが、逆にありがたかったです。
病院を出てすぐ、涙が零れました。
帰りの電車内でも、駅からの道のりでも。収まったと思った涙が何かの拍子ですぐに溢れてしまいました。
一夜明け、少し落ち着いた状態でこの記事を書いていますが、今も油断すると涙が溢れそうになります。
正直、妻の幸せを考えるなら私と別れて再婚相手を探したほうが良いのではないか。何度もそう思いました。恐らく、妻自身も考えたはずです。
でも、私は嫌です。人に話せば身勝手だと軽蔑されるかもしれませんが嫌なものは嫌です。
幸いにも、こんな私と、妻は「これからも一緒に生きていく」と言ってくれています。
彼女にこの選択を後悔させないよう、必死に生きようと思います。

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