1. 突きつけられた「無精子症」という現実
今日、私は妻と一緒に病院へ向かった。 提示された精液検査の結果は、「無精子症」でした。
「もしかしたら数匹でも見つかるんじゃないか」 そんな微かな期待は、一瞬で打ち砕かれました。
2. 合わせる顔がない、情けなさ
診察室を出てからの記憶が曖昧だ。 隣を歩く妻の顔が見られませんでした。 「申し訳ない」「男として情けない」……。 止まることのない不安が脳内を駆け巡り、感情が処理しきれない感覚でした。
病院の待合室で、妻は涙を流しました。
ただただ、無情な現実だけが、二人を包み込んでいました。
3. 帰り道、暗闇に差し込んだ一筋の光
重い足取りで歩く帰り道。沈黙を破ったのは妻でした。
「たとえ子供ができなくても、あなたと別れるつもりはないよ」
その言葉を聞いた瞬間、堪えていたものが決壊し、年甲斐もなく道端で泣いてしまいました。
「無精子症」という結果に自分の価値を否定されていた私を、彼女の言葉が救い上げてくれました。
4. 「宝の地図」を信じて、次の一歩へ
精液検査の結果が「0」だった事実は変わりません。 でも、私たち夫婦の絆は、この絶望の中でより強固なものになったように思います。
次は、いよいよ「FNAマッピング」に挑みます。 外に出てきていないだけで、中にはきっと私たちの「宝物」が眠っていると信じたいです。


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